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2014年9月11日木曜日

中秋の名月

 9月の入ったばかりなのに中秋とはイメージ狂うなと思いますが、新旧の暦の違いなのですから仕方ありませんね。
 7日。滋賀県で月を見ました。(↑)
 8日は、職員室で仕事をしていて、「ああ、そうだった。中秋の名月だった」と思い出して、若い先生を誘って眺めに行きました。雲もほとんどないようで、はっきりすっきり見えました。その先生に満月の撮影って案外簡単なんだよと方法を教えてあげたら、しばらくして模様もしっかり見える満月を撮って見せてくれました。あら、初挑戦でもきれいに撮っちゃうんだと少々悔しく思い、私もカメラを取り出して満月を撮りました。帰宅して、ススキも団子もありませんが、物干しで泡盛のグラスを持って、お月見。(↓)


 翌9日は、授業で月の話をします。こういう話題になると生徒の顔も上がるのでした。そしてこの日は重陽の節句。授業の脱線には事欠かない1日でした。
 それにしても、中秋の名月
の翌日が満月という何とも不思議な空の事情です。「旧暦では15日は必ず満月」と教室で言っていることと合わない。まぁ、人間の作った暦と天体現象ですからズレこともありましょう。1日たつごとに月の出が前日よりも50分ほど遅くなります。学校からの帰りがけに撮影しました。(↓)
 


 満月の撮影の方法。露出をマニュアルで操作できる人はご自分のノウハウで撮影してください。
 高価な一眼レフでなくて、コンデジ(コンパクトカメラ)でもOKです。
 まず、画像のサイズを一番大きくしましょう。次に、測光モードをスポット測光に設定します。フィルムカメラの時代はスポット測光なんて高級カメラにしかなかったと思いますが、今や私が毎日持ち歩く安価なコンデジにも付いている測光方法です。画面全体の明るさがどうであろうが、画面中央の明るさだけを図る方法です。
 ズームを一番望遠側にして、月を画面の真ん中に置いて撮影します。露出補正で±0から-側に何段階か変化をつけて撮影しましょう。シャッター速度は何百分の1くらいになると思います。手持ちでも大丈夫です。
 露出を変えて撮影したもののうち、一番よく撮れたと思うものを選んで、月が適当な大きさになるようにトリミング、リサイズをかけます。ここに載せている画像は320×240ピクセルにしています。
 うまくできましたか。カメラの設定(画像サイズ、測光方法、露出補正)を元に戻すのを忘れないでくださいね。

 
(hill)