雪国もやっと春が来た。家の周りの雪もどんどん融け、白樺の柔らかな新芽を出しはじめ爽やかな季節を感じます。ついに家じゅうの暖房機のスイッチを切りました。昼間は暖かいのですが、夜中から明け方までは寒かったので「弱」にしていました。夜間電力の蓄熱暖房なのでいったん切ると寒いと思っても明くる日まで温められないのです。オール電化の弱点の一つではあります。
白樺が芽吹きました。でも根本は雪が残っています。
冬の間雪掻きばかりも退屈なので、札幌へ行ったついでに久しぶりで映画を観に行きました。ハラハラドキドキものは苦手な連れ合いと相談のすえ「風に立つライオン」を観ました。平日だったにも関わらず劇場は満員、どうにか取れた席は前から3列目。たしかに迫力はありましたが、首がだるいのと大音響に圧倒され感動と疲労が混ざり合いグッタリ。観客のほとんどがシニア層、高齢化社会になったんだと実感しました。
別の日に、前々から気になっていたものを食べに南幌温泉へ行ってみました。南幌はキャベツの産地。キャベツキムチが特産品だとか。「キャベツ天丼」とは小エビとキャベツを混ぜ、大きなエビと一緒に天ぷらにしたものを豪快に載せた天丼です。手のひらサイズのテンプラが3つも載ってます。
ビックリ仰天の「キャベツ天丼」。手前は「キャベツキムチ」。
見ただけでびっくりなのに、「MEGAキャベツ丼」なるものがあり、とてつもなくデカいらしい。これを注文すると「MEGAキャベツ丼挑戦中」という旗が机に立てられるんだとか。美味しかったけれど、「デッカイどう、北海道」でした。
静かだった我が家の前の道道も観光バスやバイク軍団がたくさん通るようになりました。昨日(4月29日)車のタイヤを夏用タイヤに換えました。2台分8本のタイヤ交換です。老化現象で痛い腰をかばいながらジャッキアップしてタイヤをうんこら持ち上げるのはなかなかきついです。奈良にいるころは近くのタイヤ屋さんに持ち込んでいたのですが、こっちへ来たら自分でするのが鉄則。やっと最後の一本を付け替えてジャッキを下げていったら、おろし切ってもジャッキがボディーから取り出せない、どうして?とタイヤを見るとペシャンコ。パンクしているではありませんか。仕方なくもう一度ジャッキアップして冬用タイヤに付け直し、トホホ。
今年は、3月末に2日ほどどか雪が降ってから雪の日が少なくてどんどん雪解けが進み、嬉しくてワクワクし始める自分にびっくり。ちょっぴり道民になってきたのかも?「啓蟄」とはよく言ったもので、桜前線北上のニュースを見るたびに連れ合いが一昨年のリベンジをしようとお出かけ気分満々。という訳で今年は桜の当たり年になった次第。4月10日~13日に諏訪湖から高遠方面へお花見旅行。満開の高遠城址は圧巻の眺め。人里離れた田舎暮らしの我々には、駐車場までの大渋滞と人の群れにはついていけずグッタリ。
高遠城址公園から見たアルプス連山。
諏訪温泉の居酒屋で食べた「大根の旨煮」。ほぼ一本のサイズ。
久しぶりに「ソメイヨシノ」の可憐な姿を満喫して雪の残るニセコに帰ると、関西から友人がやって来るとの知らせ。ちょうど函館で開花宣言が発表された日だったので、またまた連れ合いのリベンジ欲に火がついちゃいました。そこで前回は蕾しか見られなかった弘前の桜を見に行くことに。さすがに弘前の桜まつりの期間だけに青森のホテルは超満員で予約不可。函館で一泊し、明くる日津軽海峡フェリーで弘前の桜を見てUターンする弾丸ツアーを決行。
ピンクに染まる五稜郭。
てんこ盛りのサラダと食べ放題のワッフル弘前にて。
桜も人も満開の弘前城。
日頃の行いが良かったのか函館五稜郭も弘前城も桜が満開で(当然人も満開でしたが)リベンジ達成。まだまだ初老クラブ(近所の長老に「ここらじゃ75歳から老人だ、10年早いんでないかい」と叱られました)は元気です。
穏やかで煙っていない弘前城のお花見風景。
ゴールデンウィークが始まり札幌丸山公園のお花見もスタートしました。今年はジンパ(ジンギスカンパーティー)ができる期間が短縮され、火を使えるエリアと使えないエリアに分けられたそうです。近隣住民への配慮と煙たくない所でゆっくりお花見をしたいという人たちからの要望があったからとのこと。煙たくない所で見たいと思う私もまだ道民にはなり切れていないのですかね。まあ、どこへ行っても人盛りのこの期間、家でのんびり庭の手入れでもすることにします。