言葉は理屈なしに変化していくものですから、その用法がメジャーになった時点で正しいものと判断されるということはよーく知っているつもり。
しかし考えます。もともと「インスタ映え」なんて、連濁として「てんてん」がついているわけですから、元の単語に戻れば、「はえる」ではないのか?「ばえる」と聞くと気になって仕方がありません。若いもんは、連濁というルールを知らないのか?同じように苦々しく感じている年配者はきっといるはずだと検索をしてみたら、なるほどと思う記事に当たりました。
「映える」は、流行語・新語としては「ばえる」と読みます。
なるほど。流行語なのだと思うと少し気分も落ち着きます。
すると、若者は連濁というルールを知らないのではなく、わざと。濁点をつけることで、従来からの「映える」と区別をしようとしているのでないかとも思えてきました。流行語・新語の類であるなら、10年後、20年後に立派に日本語として定着をしているのか、または、いつのまにか、誰も使わなくなって、消えてしまうのか。先を見てみたいものだと思うことでありました。
(追記)
テレビを見ていたら、「漬けマグロ」という言葉が出てきました。「づけまぐろ」。最初の音が濁っています。「ばえる」だけではなかった。
(hill)