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2014年7月2日水曜日

「ホームカミングデイ」兼「卒業生教員懇談会(?)」兼「名誉教授の会」


浅田隆先生(奈良大学名誉教授)から、文章と写真が届きました。「奈良大学青垣会」というタイトルで記した先の記事と同じイベントについての感想です。

 今ちょっと迷っています。堀井君と言うべきか、堀井先生と言うべきか、やっぱり堀井さんと言うべきか。まあ尊称はともかくとして、今日の「ホームカミングデイ」兼「卒業生教員懇談会(?)」兼「名誉教授の会」で、わが奈良大学国語教育研究会の創立以来会計をご担当いただいた大阪商業大学高等学校の堀井純さんの「管理職としての千思万考」という講演がありました。このことはすでに先の記事で載せられていますが、ぼくは本当に感銘深くお話を聞きました。

 彼が3年生の時、宝来キャンパスの僕の研究室で、3人で研究会が始まりました。それが現在も活動している奈良大学近代文学研究会なんですが、あれからもう40年が経過して、今は校長先生。堀井さんの親友が、昨年他界された林敏明さんでもあります。
 さて、今日のお話、管理職としての有るべき態度について、かれは本当に、「噛んで含める」ような穏やかな語り口で50分、諄々と語りかけました。内容は「求める教職員像」として「発想できる人、挨拶できる人、謝罪のできる人」を挙げ、また「管理職に求められることは」として「人の悪口を言わない、くよくよしない、後ろ向きの発言をしない、話をよく聞く、しゃべり方を丁寧に」という項目をたてて語りました。


 聴いていて、今学校現場の最高位に位置して、このことが語れる人、あるいはこのことを実践している人(もしくは実践しようと努めている人)の生の声が聴けたこと、ぼくは本当に嬉しく思いました。
 これらの堀井さんの語りかけは、じつは「管理職」限定版ではなく、人としてのあるべき姿でもあると思いました。そして地位が上昇するにしたがってこの基本を忘れることが多い中で、学校現場にこの精神を戻していこうとしている堀井さんに敬意を表したいと思いました。 今日はありがとう。




写真は
堀井さんの語りの姿、講演会場、そして懇親会場です。  

浅田でした。

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