午前4時に自宅を出て、途中お伊勢さんにお参りし、那智駅から那智大社を目指します!
大門坂から杉並木の急坂をのぼります。足腰が弱っているのがよくわかります。汗だくになって30分、ようやく那智大社に着きました。
いい天気です。那智の滝もキレイに見えました。久しぶりに聞く関西弁も心地いいです。さて、ゆっくり温泉につかるとしますか。
静岡から自家用車で関西地方に出掛けようとすると、伊勢湾岸自動車道の四日市から鈴鹿の渋滞を避けたいので、どうしても午前4時出発になってしまいます。今回も熊野那智駅にクルマを置いて古道を歩くとすると、ちょうどいい時間なのです。
本当は、伊勢神宮からずっと歩かなければいけないのでしょうが、一泊2日の『にわか熊野詣』ではとても無理です。学生時代にはお金もなかったので、よく歩いていたのですが、今は校舎4階までの登り降りがせいぜい。ただ歩くのもしんどいのに、坂あり、急な階段あり。11月としては暑いくらいの陽気で汗だくになってしまいます。
足回りだけはしっかりしてきたのに、肝心なサスペンションもシャーシもガタがきていました。若いお嬢さんはヒールの靴で来ている人もいて、『大丈夫かいな?』と思っていましたが、そんなお嬢さんにも抜かれて行く始末です。
帰りはバスに乗って駅まで戻り、駅前の温泉で癒されたのでした。
翌日は熊野速玉大社に参詣。
昔は本宮大社から熊野川を船で下ったそうな。
静岡まで帰ることを考えるとあまりゆっくりはしていられませんが、せっかく和歌山まで来たのですから、紀州ミカンをお土産にとお店を覗いたら、おばちゃんが
「神倉に行かはった?」
「いえ、速玉大社に行っただけです。」
「あかん、あかん、ミカンは後でいいさかい神倉さんへお参りしたほうがエエわ。山の上にあるゴトビキ岩までいくんやで!」
「山の上ですか?」
なんでも、速玉大社の起源になった岩がお祀りしてあるらしいのですが、今日はさすがに山登りはしたくないなぁと思っていましたが、のっけから急登もいいとこ。手を付かないと登れない!またもや汗だくです。さすがにくだりは『女坂』を下らせてもらいました。
ミカン屋に戻ったらおばちゃん
「お疲れさん!はい、ミカン!ん?静岡の人かいな。和歌山のミカンのほうが美味しいやろ!」
不味いとは言えませんよ。
帰りは眠気とミカンと格闘しながらの高速道路となりました。
今回は本宮大社には行ってないので、近々伺うことになるのでしょうか。