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2014年11月30日日曜日

熊野古道を歩く

静岡県にお住まいの大坪正和さん(82年度卒)からメールをいただきました。、掲載いたします。

 

熊野古道を歩いています。

 午前4時に自宅を出て、途中お伊勢さんにお参りし、那智駅から那智大社を目指します!



 大門坂から杉並木の急坂をのぼります。足腰が弱っているのがよくわかります。汗だくになって30分、ようやく那智大社に着きました。
 いい天気です。那智の滝もキレイに見えました。久しぶりに聞く関西弁も心地いいです。さて、ゆっくり温泉につかるとしますか。

 静岡から自家用車で関西地方に出掛けようとすると、伊勢湾岸自動車道の四日市から鈴鹿の渋滞を避けたいので、どうしても午前4時出発になってしまいます。今回も熊野那智駅にクルマを置いて古道を歩くとすると、ちょうどいい時間なのです。


 本当は、伊勢神宮からずっと歩かなければいけないのでしょうが、一泊2日の『にわか熊野詣』ではとても無理です。学生時代にはお金もなかったので、よく歩いていたのですが、今は校舎4階までの登り降りがせいぜい。ただ歩くのもしんどいのに、坂あり、急な階段あり。11月としては暑いくらいの陽気で汗だくになってしまいます。
 足回りだけはしっかりしてきたのに、肝心なサスペンションもシャーシもガタがきていました。若いお嬢さんはヒールの靴で来ている人もいて、『大丈夫かいな?』と思っていましたが、そんなお嬢さんにも抜かれて行く始末です。

 那智大社表参道の看板に『元気のパワースポット』なんて書いてありますが、とても元気なんて出ませんヨ。
 帰りはバスに乗って駅まで戻り、駅前の温泉で癒されたのでした。


 翌日は熊野速玉大社に参詣。
 昔は本宮大社から熊野川を船で下ったそうな。


 静岡まで帰ることを考えるとあまりゆっくりはしていられませんが、せっかく和歌山まで来たのですから、紀州ミカンをお土産にとお店を覗いたら、おばちゃんが
「神倉に行かはった?」
「いえ、速玉大社に行っただけです。」


「あかん、あかん、ミカンは後でいいさかい神倉さんへお参りしたほうがエエわ。山の上にあるゴトビキ岩までいくんやで!」
「山の上ですか?」
 なんでも、速玉大社の起源になった岩がお祀りしてあるらしいのですが、今日はさすがに山登りはしたくないなぁと思っていましたが、のっけから急登もいいとこ。手を付かないと登れない!またもや汗だくです。さすがにくだりは『女坂』を下らせてもらいました。
 ミカン屋に戻ったらおばちゃん
「お疲れさん!はい、ミカン!ん?静岡の人かいな。和歌山のミカンのほうが美味しいやろ!」
 不味いとは言えませんよ。



 帰りは眠気とミカンと格闘しながらの高速道路となりました。
 今回は本宮大社には行ってないので、近々伺うことになるのでしょうか。
 

2014年11月22日土曜日

奈良の秋

紅葉のシーズンもピークでしょうか。奈良あたりでも、「見頃」のマークがあちらこちらについています。
 このブログにも何度か登場した、奈良県庁近くの吉城園。今日行ってみました。実は一週間前にも行ったのですが、確実に一週間分紅葉が進んでいい塩梅でした。いつも同じことを言いますが、ここは訪れる人が少ない。時折グループがやってきますが、しばらくしたら元の静寂に戻ります。とても雰囲気のいいところです。風景を撮影しようと思って、画角の中に人がいても少し待てば、誰もいなくなるのです。

 開園直後に、バイクで門の横まで乗り付けました。バイクは便利ですね。およそ90分、じっくり風景の中で過ごしました。

 バイクに乗って次に行ってみたのは、東大寺幼稚園横の池。大仏池というそうですが、池の横に大きなイチョウの木があったはずだと思い出したのです。ここでも何人かの人たちが写真を撮っていました。また、絵を描いている人も数人いました。


 学生時代によく遊びに行った平城宮跡。あの頃はソフトボールをしたりしたものですが、久しぶりに訪れると、ソフトボールをできるような土地がありません。草の背丈が結構あります。それに、近鉄線の横はススキが生い茂って、電車もよく見えません。時の流れを感じました。

(hill)

2014年11月5日水曜日

閏九月の十三夜


 学校に勤務していると、秋は結構しんどい季節です。なんのかんのとイベントごとが多いのもこの季節ですし、体育系のことはよくわかりませんが、文化系クラブにおいて秋は、いろいろと行事ごとの多い季節。ずっと以前から11月を無事に越せるかなと、毎年のように思ったものです。ことの11月も結構しんどい。
 けれども、どんなに忙しくても、国語科教員は風流を愛する心を忘れてはいけません。
 今夜が閏九月の十三夜だと教えてくれる人がいました。そうかぁ、今年は旧暦で九月が二回あるわけだなと期待していたのですが、学校を出る頃には、雨がポツポツ。見上げても、まんまるいはずの月は見えません。どんなすばらしい月も雲には勝てません。あきらめていました。
 でも、希望を持ち続けるというのは大切なことですね。やがて雲が切れて、間からお月さんが見えました。
 今夜の月の画像です。

(hill)