このブログを検索

2014年2月16日日曜日

北海道だより vol.17  松本周


①堂島プロジェクションマッピング
 お久しぶりです。関西では今年2回目の積雪で大変だと今朝のトップニュースになっています。お天気お姉さんが数㎝積もった雪に「滑りますから滑りにくい靴でお出かけください。」って言っていました。そうだったんだ、関西や関東では数㎝で交通機関にも影響がでるんだ。なんだか懐かしい気持ちになりました。
 それに前回もそうだったんですが、関西や関東で大雪の時こちらは晴天の穏やかなお天気なんです。ここ3日ほどは雪かきから解放されてホッとしています。
 蘭越に越してきて2回目の冬です。昨シーズンは一度もスキーに行けなくて残念な思いをしましたが、お正月に帰省してきた娘(まだ、気持ちの上では帰省ではなくて遊びに来たという感覚なんです)とスキーに行きました。3年ぶりです。ニセコアンヌプリスキー場、家から車で5分の至近距離。にもかかわらず、家の周りの雪かき、町の催し物やサークル活動のお手伝い、遊びに来てくれた友人と冬の北海道を走り回ったりで行けなかったのです。(冬はスキー三昧の日々のはずだったのでは?)
 久しぶりに滑ったわが連れ合い、「やっぱり楽しいね。新しいスキーを買ってしょっちゅう来なくっちゃ。」と俄然遊び心に火を付けた次第。2日後札幌へ出掛けた出た時に、すかさずスポーツ用品店へ直行スキー板と靴を2人ともゲット。残念ながらカバーをしたまま玄関にあります。
 さて遊び人のじじぃはじっとしておれない困った性格。今年も行ってきました「さっぽろ雪まつり」。
こんなじじぃにつるつる滑るアイスバーンの峠道を3時間近く走らせたものは、「プロジェクションマッピング」なんです。去年は吹雪の中をわざわざ行ったのに、見物客が多すぎてあまりにも危険だと初日で中止。おかげで見逃しました。今年は見物会場を広げ、マッピングの数も上映回数も警備員も増やして安全対策を強化したとのこと。
 行ってみれば、マッピングの行われる雪像の周りはバリケードで囲ってあり、一方通行にしたり、邪魔になるくらい大勢の警備員でがっちりガード。
「通路では立ち止まらないで」「写真を撮るのは見物場所から」「終わったら速やかに次の人と入れ替って」と喧しいこと。まあ、おかげで3つのマッピング全てを見ることができました。寒さも忘れ2回も観てしまいました。
 そもそも2010年、奈良遷都1300年際のイベントとして奈良博物館で行われたプロジェクションマッピングを観てからハマっちゃったんです。因みに、昨年12月23日には、大阪の堂島公会堂のマッピングを観に行きました。
②氷と光のファンタジー。幻想的な世界です。
 第1回さっぽろ雪まつりが行われたのは1950年、なんと僕が生まれた年なんです。まだ敗戦色が濃く、食料などの生活物資が不足している時代、暗いムードを払拭しようと雪まつりが誕生したんだとか。その時は、大通公園西7丁目に市内の中学、高校生による雪像6基が作られたとのこと。
③JRAのプロジェクションマッピングです。なかなか迫力がありました。
④本当に車が走っているように見えます。
⑤寒いステージでゴスペル隊のリハーサル。あまりに長いので本番は見ず。
⑥いよいよスタートです。
 今回、第64回では198基の雪像が作られ、三丁目会場には高さ24m、全長60m、最大斜度39°の巨大ジャンプ台が出現。スノーボードやフリースタイルスキーが行われていました。
⑦美しいカラーに引き込まれます。
⑧火の鳥が羽ばたいてます。
⑨ぞうさんが出ました。
⑩まるで金閣寺のよう。
 なんと、雪まつりで使う雪は5トントラックで約6500台分。1か月前から陸上自衛隊が2週間かけて滝野霊園、里塚霊園、サッポロさとらんど、モエレ沼公園、石狩湾新港工業団地などから運んで来たとのこと。
 1か月かけて作った雪像も、まつりが終わったら翌朝8時から重機でつぶして排雪場に捨てに行くんだとか。素人目には「勿体ない」と感じますが、崩落事故を防止するためなんだそうです。道民はスケールがデカくて潔いとつくづく思います。今回の観客は240万2000人、その経済効果は300億円近いんだそうですよ。海外からの観光客も年々増えているそうで、歩いていても、中国や東南アジアからの団体さんがいっぱいでした。
⑪見事な氷の彫刻です。
 歩きついでに、すすきので行われている「氷の祭典」にも立ち寄りました。60基ほどの氷像が並んでいました。使う氷1本の重さは約120㎏キログラム。トータルで1500本以上、重さにして180トン以上の氷を使うんだとか。ウィスキーの水割り120万杯分に相当するんだそうですよ。丸3日かけて、調理師さんなど総勢約200人が徹夜で作るんだそうです。作業は、-10℃以下に冷え込んだほうが捗るそうで、気温が上がるとドライアイスで氷を冷やしながら彫るそうです。いやはやすごいお祭りです。
 歩き疲れてお腹も減ったので、晩飯にしましょう。やっぱり「寒い→さっぽろ→ホットなもの」とくれば「スープカレー」ですよね。「いつ食べるの→今でしょ」(今日はカレーが苦手な連れ合いがいないから)というので、「SAMURAI・さくら店」というお店に行きました。狸小路近くのビルの2階なんですが、入り口は怪しげなドア1枚と小さな看板だけ。恐る恐る入ってみると、狭い階段が・・・。
(怪しげな雰囲気はネットの「食べログ 北海道」などでご覧あれ)なかなか美味しかったです。
⑫美味しかったです。キクラゲが入っていてビックリ。
 若い女性客が多く、風邪気味でティッシュ片手に「美味いんでないかい。」とガッツイテルじじぃをどう見ていたんでしょうね?
 かなりスパイシーだったので、「侍プリン」という近頃流行っているプリン屋さんで「侍プリン・プレミアム」をゲットして帰りました。これがまた濃厚でほっぺがヨロコンブでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿