奈良県のお酒も頑張っていますよという記事です。
例によって奈良県御所市の千代酒造が作る篠峯シリーズのひとつ。ろくまるとは、精白歩合が60%という意味だそうで、ろくまるシリーズという一連の作品?群があるようです。米は広島県産八反35号全量使用と書かれていますから、これ以外の米は使っていないということでしょう。35というのは昭和35年(1960年)に交配された品種ということらしい。
一口含むと、リンゴのようなレモンのような果実香が強く感じられます。吟醸酒には果実のような香りがするなんて言いますが、まさにこれが日本酒か?と思うようなフルーティーなお酒。でも、その奥ににごり酒のような華やかな感じも控えています。飲み口は軽いように思われますが16度あります。たまたまアテがホタルイカの酢味噌だったのですが、いい感じで口の中で交じり合って、喉を通っていきました。
少し華美な感じがするとも思えたのは常温で飲んだからでしょう。翌日、冷蔵庫で冷やしたのを飲んでみたら、キリッと締まったいい感じになりました。女性に喩えると熟女という感じでもなく、若いのに年寄りと上手に話をあわせて(こちらが)心地よく会話ができるタイプ。こんな喩えではわかりませんよね。
なかなか、印象の深いお酒でした。
(hill)
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