第28回奈良大学国語教育研究会への多数のご参加ありがとうございました。おかげさまで盛会となりました。記念講演をいただいた鈴木喬先生、実践報告をいただいた岡部秀樹さん、棚橋正人さんに心より感謝申し上げます。いつも支えていただいている奈良大学の先生方、ご尽力いただき、ありがとうございました。
来年の夏に皆様とお会いできることを楽しみにしております。連日猛暑が続きますが、お身体ご自愛くださいませ。
奈良大学国語教育研究会 会長 大呂広志
日時 2023年8月5日(土)13:00~17:00
場所 奈良大学 本部棟4階 中会議室
懐かしい中会議室です。「コロナ」による影響で2020年は誌上開催、2021年はリモートで開催、昨年はやっと大学への入構が許され、完成予防のためと広い教室をお借りしました。中会議室で開催できたのは4年ぶりになります。研究会が立ち上がって30年目、いつもの会場に戻っての開催となりました。
◆開催の挨拶
大呂広志 会長
◆記念講演
「『万葉集』の文字表現-漢字専用時代の作品を読むということ-」
鈴木 喬 先生(奈良大学国文学科准教授)
「あっという間の40年」
岡部 秀樹 さん(当研究会前会長)
◆ワークショップ
「ポルトガルと日本文学-巡礼路から見えたもの-」
棚橋 正人 さん(当研究会前事務局長) ◆近況報告
参加者全員の近況報告のコーナー
メモと感想
鈴木先生の記念講演は現行の学習指導要領の内容を踏まえて、生徒に、漢字をどのように身近なものとして意識させるかという内容でした。高校生への模擬授業でも実践されているのは、身近なことばを漢字だけで書かせてみる試みでした。日本人が漢字という外来の文字(漢字)をどう工夫しながら日本語の中へ取り込んできたのかが、高校生にも理解しやすい内容でした。面白く興味惹かれるご講演でした。
教育実践交流では、定年後も再任用教諭として働く岡部さんのこれまでの教員生活を振り返り、また定年後に初めて経験する通信制家課程でのレポートやスクーリングについてのお話でした。私たちがふだん授業としてイメージしているものとはずいぶん違うものであることを教えていただきました。
ワークショップの棚橋さんは、これまで2度のサンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼記事を、この研究会のブログでも公開しておられます。この度は三度目となる巡礼の報告。ポルトガルのリスボンからサンティアゴ・デ・コンポステラへ巡る旅の報告をしていただきました。旅の中で、自分の心がオープンになるまで、棚橋さんでも3日ほど時間が必要だとおっしゃいます。日常生活から心を解き放つことも大切さを教わったような気がします。
いつもなら、会議室隣の展望ホールで「乾杯!」となるところなのですが、まだ懇親会を計画できる「日常」までは戻っていません。一部のメンバーで奈良市内某所において、お疲れさんと乾杯をして解散したのでした。
参加者の皆さん、遠路よりお越し頂きありがとうございました。
返信削除鈴木先生、岡部さん、棚橋さん、ありがとうございました。
大呂会長、光石先生、事務局の皆さん、ありがとうございました。
来年の開催を楽しみにしております。