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2018年6月24日日曜日

大学案内ポスター(2)

 いつものように、廊下に貼ってある大学のポスターを眺めてみると、「お代」で学生をひきつけようとするポスターがありましたよ。
美術系のこの大学、ポスターの右隅のほうに書かれてあるのは、授業料の安くなる入試があるという情報。どれどれと見てしまいます。これまでも、入試成績の上位何%の人は、授業料減免という案内を見たことがありますが、この大学では「授業料のお安い」入試枠を作って、他の入試とは区別をしている模様です。なるほど。
しかし、もっと驚いたのは、同じ大学でも学費の安い領域(学科とかコースのようなものでしょう)があるという案内があることです。なぜ驚かなければならないか。入試の成績や枠の違いで入学したとしても、そのことは自分で言いふらさない限り、他人にはわかりません。それに、成績上位で入試をパスしたということは、むしろ自慢したいことかも知れません。しかし、この仕組みは、学費の安い領域に所属する学生ということが、誰にでもわかってしまうわけですから。

なんとかして、ライバルとは違う特徴をこしらえ学生を集めたい大学側の気持ちは理解しますが、「学費が安い」領域には学生が集まってくれるのでしょうか。大学の心配よりも自分の勤務先の心配をしなければならない時代ではありますが。
 
そこへいくと、わが母校のポスターは穏やかなものですね。

 

hill

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