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2020年3月8日日曜日

薬師寺


 
姿の見えないコロナウイルスに誰もが恐れおののくこの頃。奈良県では感染者一人のままここまできましたが、昨日、新たに3名の感染が報告されました。学校のみならず誰もが不安や何らかの不自由を抱えています。
風は冷たいものの、陽ざしがすっかり春らしくなったのでバイクで走ってみました。青空に刷毛で塗ったような薄い雲。薬師寺の周辺も走ってみました。まずは大池から。
私が学生の頃には大池の堤には桜の木が植えられていて、桜の時期には彩りがよかったのですが、今桜の木はありません。池の向こうに2011年から修理のため覆いを被せられていた東塔の姿が見えるようになっています。「凍れる音楽」云々という東塔ですね。そういや西塔は私の大学生の間に再建されました。
東塔の姿は立派なのですが、何かが違う。薬師寺の南側の駐車場を見てその理由がわかりました。土曜日の昼前というのに駐車場にほとんどクルマがない。自家用車用駐車場の東には観光バス専用の駐車場があるのですが、停まっている観光バスの数はなんとゼロ。駐車場を眺めていたら、ちょうど奈良交通の路線バスがやってきました。車内を覗いたら乗客はパラパラといったところ。ほんの数人。春の陽気に誘われてとか、春風に誘われてとかいって、出かけたくなる季節なんでしょうがね。
商業施設や観光地に客がいないというニュースをちょいちょい見ますが、奈良でもこういうことだったわけです。
昨日の新聞に、薬師寺の東塔の解体修理の落慶法要(42226日)を延期するという記事がありました。新型コロナウイルスの脅威はまだまだ続くという覚悟をしなければなりませんね。お互い気をつけましょうね。

(hill)

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