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2015年12月1日火曜日

今年の紅葉はいまひとつ(1)~吉城園~



  毎年1123日に、クラブ関係のイベントがあって、それが終わると「私の秋も終了」という気持ちになります。そのあとは定期考査に入りますから、忙しく落ち着かない日々です。
 
 今年は紅葉が早いかもしれない、23日までにピークを迎えないでねと祈りながらいました。28日にいつもの吉城園に行ってみました。吉城園はこのブログでも何度か記事にしたと思います。ここの庭園の特徴は、南側が背の高い森になっているために、翳るのが早いこと。それで、開園を待って一番に入りました。受付で入園料を払って、スタッフの方に、「今シーズンは初めて寄せてもらいます」と言ったら、今年は色が悪いんですとおっしゃる。実は、私も入る前に、赤々と紅葉しているはずのカエデがまだ青いということに気づいていました。それもよく見ると青いまま焦げたように黒くなっている葉があります。


 スタッフの方のおっしゃるとおり、「♪赤や黄色」にならないのです。特に、鮮やかな赤がめったにない。全体に茶色、そして青いまま焦げたような、紅葉していないカエデ。地面には大量の色あせたカエデの葉。

 もとより、そんなに入場者が多くない吉城園ですが、奈良県の計らいで、外国人は無料で入れるようになっています。この日も外国からのお客様がたくさんいました。せっかくの日本庭園に入ったのに、この不発の紅葉具合では申し訳ないなと思い、また噂に聞くほど綺麗でもないぞと母国で噂を広げられたら困るなとも思いました。
 近隣の国からお越しになったと思われる4人組のマダム。つくばいに何枚かのカエデを入れて、写真を撮って大急ぎで帰っていきました。

 帰りにまた受付で聞いてみました。紅葉がきれいでない傾向は、全国的なものであるらしいという話を聞きました。果物の当たり年とか不作の年とかは聞きますが、カエデの紅葉も出来不出来があるようです。夏ぐらいからの気候の具合によるんでしょうね。これも温暖化の影響?今日からパリで、気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が開催されたとか。「ニッポンの美しい紅葉のためにもCO2削減を!」と声を上げてほしいですね、首相。


 昨年の記事に載せた写真と比べてみてください。次のが昨年の写真。2枚上と比べてどうです?



(hill)

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