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2019年11月25日月曜日

関西文化の日の天理参考館


 ほかの地域にも似たような企画があるのかどうか知りませんが、私の住む関西では毎年秋に関西文化の日というのがあります。福井県、三重県、鳥取県、徳島県を含む関西地域で、関西の文化をもっと気軽に知ってもらうためというねらいで、文化施設の入館料を無料で(原則は常設展)利用できる日が設定されています。その施設数は約630。今年で17回目になるそうです。今年は1116日(土)と17日(日)でした。
 何度も記しているように、私は文化だとかというものとあまり縁がないように思われ、これまでに関西文化の日に文化施設を訪れたことはありませんでした。
 天理図書館の講演会に出かけたとき、天理参考館で企画展として、「Osaka Metro開業1年『大阪市営交通114年の軌跡」という展示をしていることに気づいたのでした。展示期間はまだしばらくあるので、そのうち行ってみようと思っていました。
 関西文化の日のことは意識していませんので、たまたま行ったらその日が関西文化の日で入場料が無料だったということです。
 開館直後に入りましたが、ほとんど人気(ひとけ)もありませんでした。エントランスから展示室までとっても綺麗です。30年以上前、まだ学生だったころ、天理参考館に一度入ったことがあります。よく思い出せないのですが、当時は今の場所にはなかったと思います。展示室も広くなっているように思います。天理大学附属天理参考館ですから、世界中で天理教の布教時に集めたものを、まとめたのが参考館のはじめだと聞いたことがあります。日本だけでなく、世界の民俗資料がたくさん集められています。
 パンレットによれば、三脚、フラッシュの使用は禁止と書かれていますが、静止画は撮影してよいらしい。館内のどこかに動画撮影は禁止だと書かれていました。
 各階の一番北側に休憩コーナーが作られています。北側の景色が見渡せる静かなスペースです。ちょうど通りのイチョウの黄葉ぐあいがいいところでした。
 さて、目的の「Osaka Metro開業1年『大阪市営交通114年の軌跡」は、3階の企画展示室で行われていました。記念切符だとかポスターだとかがたくさん展示してありました。これらも参考館の収蔵品だそうです。ただ素人目には、大阪市交通局114年の軌跡とはいいながら、その114年を俯瞰するような説明や展示が希薄だったように感じました。
 入館料も安いですし、エントランスのすぐ近くにクルマを停められます。もちろん無料。
 1時間半ほどだと思っていたのですが、2時間半ほど滞在していました。それでもまだスルーしたところがたくさんあります。文化の香りに触れるにはとてもいいところです。

 参考館を出た後、イチョウ並木を見に行きました。「銀杏黄葉の舞い散る」並木道になるまでにもう少しでした。

(hill)

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