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2019年7月6日土曜日

教育職員懇話会と喜光寺と研究会打ち合わせ


  629日。大阪では世界中のエラい人たちが会議をしているという日に、私は奈良大学教育職員懇話会に参加していました。毎年この時期に、この大学を卒業して学校の先生になった方々が集まる会です。今年は広島で教員をしているという人と話しました。私たちは日頃、自分の周囲にある仕事を片付けることで手一杯で、積極的に普段と違う人たちと話す機会はなかなかないのですが、母校がこういう場を設定してくださるおかげで、全国の仲間と話すことができます。

 午後は毎年、お寺に連れて行ってもらうのですが、今回は奈良市菅原にある喜光寺。私が学生の頃は大学が近くにあったこともあり、行きかえりにはこの近くをよく通っていました。入学後のオリエンテーションだかで、菅原神社、道真が産湯を使ったという池(当時はこんなに整備されていなくてほとんど水たまりくらいの感じだったと思う)にも、先生に連れて行ってもらって説明を受けたことを思い出しました。なんと40年前。

 今回、喜光寺が見学先になったのは、もともと喜光寺にあった四天王像が150年ぶりに喜光寺に里帰りしたからでしょう。では、喜光寺の前にはどこにあったかというと、これが奈良大学だというですありませんか。。明治の初めころ、廃仏毀釈により喜光寺は廃れ、四天王像は大和郡山市にある額安寺に移された。何十年ののち、阪神淡路大震災で壊れたので奈良大学に移されて、この度修理が完了したという説明を受けました。では、四天王像はもともと置かれていた喜光寺に戻ってめでたしめでたしかと思うと、これは一時的な里帰りで、秋には奈良大学に戻され、新築された令和館(現在はまだ工事中)で静かな時間お過ごしになるのだそうです。喜光寺で見られるのは9月までだという話でした。写真を撮ってもよいので、この話題をSNSでもなんでもどんどん拡散してほしいというのは、住職の話。私も協力しましょう。
  7月15日には特別講演会があるそうです。

 夕方からはG20の雰囲気が残る大阪へ出ました。上本町のいつものお店。8月に行う私たちの国語教育研究会の打ち合わせ。上本町はいつもの土曜日よりも人出が少ない様子です。取り立てて物々しい雰囲気もなく、夕方に外国人取材者を一組見たくらいでした。大学の先生を含めて7名で、熱く熱く…、ほんの10分ほど打ち合わせをして、あとはいつものようににぎやかに機嫌よく飲んでお疲れさん。
 今年の研究会は810日です。みなさん、お集りください。

2019年6月10日月曜日

第24回 奈良大学国語教育研究会のご案内



 暑かったり寒かったり、晴れが続いたり大雨が降ったり、どうも地球全体がオンかオフかの2者選択の時代のような気がしますね。
 1学期も後半戦に入りました。今年も研究会の案内をいたします。平成71995)年に1回目が開催されてから、2つ目の時代、令和の研究会に入ります。
 どうぞ、多くのみなさんのご参加をお待ちしています。

 
奈良大学国語教育研究会 
会 長   岡 部 秀 樹      
(奈良大学文学部国文学科 光石亜由美研究室内)


24回  奈良大学国語教育研究会

日時 2019810日(土)13:0017:00

場所 奈良大学 本部棟4階 会議室

内容 記念講演
       将門の笑い声-『平治物語』における「しいとぞ笑ひける」をめぐって
             奈良大学文学部 国文学科   山田 昇平 先生
     実践報告
       自分の思いを自分の言葉で表現できるために
             姫路市立大白書中学校      鎌田 美恵  さん
     ワークショップ
       学童指導員と非常勤講師と漢字教育士と
             奈良県立大和中央高校      松本 和世 さん

研究会参加費  1,000円(学生無料)



◇懇親会 17:00~  奈良大学本部棟4階 展望ラウンジ
        懇親会参加費  3,000円(学生1,000円)


◇申し込み方法
 720日(土)までに、メールで出欠をお知らせください。
         nukokugokyoikuアットマークgmail.com
           (アットマークの部分を訂正してお使いくださるようお願いします)

   ※お名前/研究会への出欠/親睦会への出欠をお書きください。
   ※大学の宿泊施設の利用希望があればご相談ください。
     ※登録されているメンバーでe-mailアドレス、勤務先等に変更があればお知らせください。

2019年1月4日金曜日

あけましておめでとうございます


みなさん、あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 年末に、広島大学の「高等学校教員のための指導力向上セミナー」という会に参加しました。午後のワークショップでは、「各教科等における論理的な文章表現指導のあり方」という分科会を選びました。国語科以外での文章表現指導ってどんなんだろうという興味からです。感想等については、またどこかで報告できればいいなと思っています。

 今夏の第24回奈良大学国語教育研究会は、810日(土)の予定で準備を進めています。教育実践交流会には、中学校の現場から「書く」ことに焦点を当てた取り組みの発表をしていただく予定です。

どうぞ、ご予定をください。

2018年8月27日月曜日

第23回奈良大学国語教育研究会報告(2)

《懇親会》
奈良大学本部棟4階 展望ラウンジ 

いつもと同じように、暮れゆく奈良盆地の景色を眺めながら、乾杯です。
参加者みんなが近況を報告するというルールもいつも通り。実は、今回はいつもより参加者が少なかったせいで、コンパクトにまとまった印象の親睦会になりました。卒業生からは思い出話や、現況報告。予定を1時間ほどオーバーしての解散となりました。 
 というわけで、23回目の研究会も無事に終えることができました。参加していただいたみなさん、ありがとうございました。また、開催のために準備をしてきてくださった事務局のみなさん、国文学科の先生方、学生さん、会場を提供いただいた奈良大学、みなさん本当にありがとうございました。

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2018年8月26日日曜日

第23回奈良大学国語教育研究会報告(1)

  奈良大学を卒業し、教員になった人たちの研究会…ということになっているのですが、この研究会は、幅広くいろいろな人たちが集まってくれる研究会です。大学の国文学科の先生、学生さん、教員以外の卒業生も集まってくれます。その幅の広さが、この研究会の強みだと感じています。

《日時 2018811日(土)13:0017:00

《場所 奈良大学 本部棟4階 会議室》

《内容》

 記念講演
   「 近松浄瑠璃の修辞 」 
      奈良大学文学部 国文学科 柏原 卓 先生

 実践報告
   「 通信制で学ぶこと 」
     長尾谷高校なんば分校  樋口  翼 さん

 ワークショップ
   「 モンスターティーチャー ~いい先生、悪い先生~ 」
      クリエイト印刷、白蓮会館奈良学園前支部
                      尾形恭明 さん

《メモと感想》

□記念講演「近松浄瑠璃の修辞」
 柏原先生から、『曽根崎心中』の本文を取り上げて、一語ずつ修辞について解説していただきました。たとえていえば、複雑に組み上げられた機械をひとつずつばらして見せてもらうような感覚です。『曽根崎心中』のテキストがこんなに複雑に修辞がなされているということは知りませんでした。現代人は当然、解説付きでないと理解できないのですが、当時の人々も解説してもらって納得できる人や、何度も聞いて少しずつ修辞を理解していく人もいただろうなという想像をしながら、柏原先生のお話を聞きました。

□教育実践交流「通信制で学ぶこと」
 学生さんも、私たち教員も、もちろん大学の先生方も通信制高校の仕組みをほとんど知りません。まるで学校説明会に参加したような様子です。
通信制で学ぶ生徒の割合が、これからまだ大きくなってくるものと思います。学習の仕組みがまったく違い、スクーリングは1コマ完結でなければなりません。今回のスクーリングの参加者が次回のスクーリングに参加するとは限りませんので、「じゃ、今日はここまで。続きは次回に」はありません。1コマで完結させなければならない仕組みは、全日制や定時制の先生にもおおいに役立つものと思います。今回、通信制からの提案をしていただけたことで、この研究会の柱がまた少し太くなったような気持ちでいます。

□ワークショップ「モンスターティーチャー」
 モンスターペアレンツなんて言葉は広く知られています。しかし、一方で保護者の側から、学校からの理不尽な要求というものを感じられているということがあるとしたら… 
考えさせられるワークショップでした。とてもスリリングな、でも現実味のある話題でした。みなさんの意見を聞きながら、トラブルが起こったときは、まず、正確な情報を確認するというステップを飛ばしてはいけない、そして、顧問や担任から保護者へ、日頃から風通しをよくしておくことの大切さを思いました。生徒(児童)に、ワリを食わせることがあってはいけません。

 

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2018年8月15日水曜日

東海道を歩く (23) 大津~三条大橋    大坪正和

琵琶湖疏水(大津)
 4月9日(日)
 昨晩から雨は激しくなった。天気予報では9時過ぎには止んで晴れ間も見えるという。せっかく花の都を楽しみたくて、旅の最終日をこの日に設定した。今日で足掛け3年丸2年に及んだ東海道の旅も終わる。晴れてほしい。
 
 雨空を見上げながら出発することにする。大津側の琵琶湖疎水の桜が美しい。
 
 東海道から外れて三井寺を参拝する。ここには「三井の晩鍾」がある。境内横には大津絵を売る店があるが、朝早かったので開いていなかった。
 国道1号線に出ると上り坂になり、逢坂山に出る。昔の人は、よくも一晩のうちにこの山を越えて都に帰ったものだ。
 京阪電鉄の踏切を渡ったところにある、これが蝉丸神社
 国道から石段を上る、これも蝉丸神社
 逢坂山のサミットを越えたところにある、これまた蝉丸神社
 

 

 急いで登ろうと思っていたら、蝉丸神社があった。短い峠の途中に3か所ほど蝉丸神社はある。いったい、どこが元か?


 雨は上がった。逢坂の関跡を越えるといよいよ京都に入る。山科で五条の別れを過ぎる。道標には「六条大仏」の文字が残る。秀吉が建立した京都大仏が跡となっても道しるべとなっていたことがわかる。
 山科の繁華街を過ぎたところで、旧東海道は突然民家の路地とみまがう道に入る。車は通れそうもない道を進む。山肌を縫うように進むと、粟田口刑場跡に出る。
 この坂を越えれば蹴上。
 今朝ほど見た琵琶湖疎水の京都口に出た。今や京都有数の花見ポイントである「インクライン」を歩く。正式な東海道からは外れるが、お上りさんとしては歩かないわけにはいかない。
  それにしても日本語が聞こえてこない。

 三条大橋到着。

 出迎えてくれたのは、弥二さん喜多さん。見慣れた景色だったせいか、さしたる感動はなかった。観光客や、待ち合わせの人でごった返していたし、帰りの時間も気になり、そそくさとその場を離れた。この旅で初めて帰路を新幹線にした。静岡までの時間、歩いた風景を思い出しながら窓を眺めていた。


よくもこれだけ歩いたもんだ。

 次はどこを歩こうか。


                             完


 

編集後記
大坪正和さんの「東海道を歩く」。東京、日本橋からの旅の始まりは2015年の315日。記事の掲載開始は同年41日でした。京都、三条大橋に大坪さんが到着したのが201749日。約2年で東海道を歩き切ったことになります。しかし、記事掲載は編集者の都合により、2017314日に第11回(藤枝~金谷)を掲載したあと、第12回(日坂~見付)の掲載(201864日)までに、13か月「足止め」をしてしまうことになりました。結果、「東海道を歩く」シリーズの完結までに3年半近くかかってしまいました。作家の大坪さん、そして読者のみなさんにお詫び申し上げます。
作家である大坪さんには、これに懲りず、新しいシリーズを寄稿していただけますよう、お願いを申し上げます。
 
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「東海道を歩く」 大坪正和   さくいん
23回 大津~三条大橋 (このページ)